M.&KYOKO  /  Masaki Kyoko  KNIT COLLECTION

デザイナー自ら世界中を歩いて選んだ希少な原料をもとに、糸づくりからニットガーメントへ・・・。最後のひと針まで自社工場で大切に創られています。

長く着るほどに風合いを楽しめるぬくもりや心地よさを創るのは、原料選びから。何本もの糸が織り上げる匠のテキスタイルにニットの特性を最大限にいかしたアイディアいっぱいのデザインが特徴です。

ニット糸の最高峰の展示会ピッティフィラーティ展（イタリア）に、厳しい審査を経て佐藤繊維（株）は梳毛紡績で日本企業初出展を果たしました。自然の移り変わりからインスピレーションを得たグラデーションカラーの糸は、名立たるインターナショナルブランドのニット・デザイナー達からも高く評価され、注目されています。

ニット糸を知り尽くしているからこそのアイディアで、自由に楽しく表現するM.&KYOKO, Masaki Kyokoは佐藤繊維のオリジナル・ブランド。M.&KYOKOは2001年にニューヨークでデビューしました。

今シーズンのテーマは「グリム」。木の葉、草花、森の色。暖かな凸凹素材、ジャカード・・・。各アイテムの中には沢山の物語が編み込まれています。

2011-12 A/W  LOOK 

これらが編み出される佐藤繊維の紡績工場には、先人が紡ぎだしたノウハウと、受け継がれてきた日本古来の技術があります。“今”を創り出す大胆な発想は、積み重ねられた歴史に支えられているのです。

自然の色が映し出されているのは、偶然ではないかもしれません。
昔のままに残された100年以上前の建物の中で紡ぎだされるニットには、流行にとらわれることなく、上質だからこそ長く大切に着られる、そんなエコ・スピリッツが隠されています。

Photographer: Takahiro Komori  Styling: Rika Endo   hair&make-up: Noriko Suzuki