* matohu 2010-11A/W LOOK BOOK〜KASANE〜
by admin
10シーズンに渡った「慶長の美」のテーマが終わり、新しい統一のテーマ「日本の眼」が始まりました。眼とは美意識のこと。日本の眼を「まとふ」らしい形で探っていこうというスタートのシーズン。第一章は「かさねー秋冬」。糸の染めから作り、織柄、プリント、スタイリングのレイヤードまで多様な手法で現代のかさね色目を表現したというコレクション。すべてのルックには風景を想像させる名前が付けられています。
(スタイリング:長瀬 哲朗)
1.秋の河原
2.みぞれ
3.夜空の雪
4.銀の歩道
5.雪の街灯
6.凍ったアスファルト
7.ウスベニアオイ
8.イルミネーション
9.冬木立
10.曙光
11.鉄と湯気
12.雨とオイル
13 .冬野菜のポター ジュ
14.川霧
15.ホットワイン
16.星明かり
17.風の蒔絵
18.夕闇のテールランプ
19光の午後
20.月明かりの部屋
21.降る花弁
22.青の時間
23.帰り道の落ち葉
24.イチョウ並木
25.真夜中の手紙
26.冬の朝
まとふのデザイナーの言葉から「身の周りの美しい”情景”、それを映す”色”、それを名指す”言葉”の3つの要素があれば、かさね色目を知らない人でも想像力はのびのびと飛躍し、ありふれた世界は鮮やかな色彩の輝きをすぐに取り戻す。失われた歴史の背後に、繊細な美意識はいまも生き続けている。 今を生きる私たちにとっての、”かさね色目”を探し、それを身にまとう歓びを発見すること。それこそが今私たちがファッションに根源的に求めていることかもしれない。」(日本の眼・1 DM冊子より)